Windowsで管理者権限があるか確認する方法|自分のアカウントと全員の一覧(設定画面・コマンド)

2026年8月公開 / 2026年10月更新株式会社アプリップリ編集部

Windowsのログインまわりのソフトを開発・提供している会社が、中小企業の情シス・総務担当の方に向けて書いています。

この記事の要点

  • ✓1台なら net localgroup Administrators、PowerShellなら Get-LocalGroupMember で管理者の一覧が出ます
  • ✓一覧のグループ(Domain Adminsなど)の中身、有効なままのビルトイン管理者、残ったままの保守業者のアカウントを見落とさないようにします
  • ✓台数が多いときは、個人情報を扱う端末や持ち出し端末などに絞って確実に終わらせます
目次(タップで開く)

    「社内のPCで、誰が管理者権限を持っているか」を即答できる会社は少ないです。管理者権限は奪われたときの影響が最も大きいアカウントですが、把握できていないことが多い領域です。この記事では、確認するための具体的な手順を、単体のPC・複数台・Active Directory環境の順に扱います。

    自分のアカウントに管理者権限があるか確認する

    いまログインしている自分のアカウントが管理者かどうかだけを知りたい場合は、次のどちらかで確認できます。

    設定画面で確認する

    「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」を開きます。名前の下に「管理者」と表示されていれば、そのアカウントは管理者権限を持っています。「標準ユーザー」と表示されていれば、管理者ではありません。

    コマンドで確認する

    コマンドプロンプトを開き、次を実行します(管理者として実行する必要はありません)。

    net user %USERNAME%

    結果の「ローカル グループ メンバー」の欄に「*Administrators」が含まれていれば、管理者です。会社のドメインに参加しているPCでは、この欄に出てこなくても、ドメインのグループ経由で管理者になっていることがあります。その場合は、次の「1台のPCで確認する」の手順で、管理者グループの中身を確認してください。

    1台のPCで確認する

    最も確実で速いのはコマンドです。画面のメニューを辿る方法より、結果が明確に出ます。

    手順

    スタートメニューで「cmd」と入力し、「管理者として実行」でコマンドプロンプトを開きます。そこで次を実行します。

    net localgroup Administrators

    日本語版のWindowsでは、グループ名が「Administrators」のままの場合と日本語表記の場合があります。エラーが出る場合は次を試してください。

    net localgroup

    グループの一覧が出るので、管理者グループの正確な名称を確認してから指定し直します。

    PowerShellを使う場合

    こちらの方が言語による表記の違いに強く、結果も扱いやすい形で出ます。

    Get-LocalGroupMember -Group Administrators

    名前・種別(ユーザーかグループか)・所属元が表で出ます。種別の欄は必ず見てください。ここに「グループ」が入っている場合、そのグループの中身も管理者になります。

    自社のログイン運用チェック(1/10問)

    業務で使うPCへのログインは、いまどの方法ですか?

    選ぶと2問目へ進みます。残り9問・約3分。入力欄なし・登録不要です。

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    見落としやすい3つのパターン

    一覧を取っただけでは把握できないものがあります。

    ① グループ経由で入っている管理者

    一覧に Domain Admins のようなグループ名が入っている場合、そのグループのメンバー全員が、このPCの管理者です。人数が一覧の行数と一致しません。

    グループの中身は次で確認できます。

    net group "Domain Admins" /domain

    ② 無効化されているだけのビルトイン管理者

    Windowsには既定で Administrator という組み込みアカウントがあります。通常は無効ですが、過去の作業で有効化されたまま残っていることがあります。

    状態は次で確認します。

    net user Administrator

    「アカウントが有効」の行が Yes になっていれば、有効な管理者として存在しています。パスワードが初期設定のままなら、そこが侵入口になります。

    各PCのローカル管理者パスワードの扱いは ローカル管理者パスワードの管理で扱っています。

    ③ 保守ベンダー用のアカウント

    導入時に作られた保守用のアカウントが、契約終了後も管理者として残っていることがあります。社名や「support」「maintenance」を含む名前が典型です。

    委託先アカウントの管理を参照してください。

    ポイント

    一覧に Domain Admins のようなグループ名が入っていれば、そのグループのメンバー全員がこのPCの管理者です。一覧の行数と人数は一致しません。

    複数台をまとめて確認する

    台数が増えると1台ずつでは終わりません。まず「全台を確認する」のを諦め、対象を絞るのが実務的です。

    優先して確認すべき端末

    • 個人情報や顧客データを扱う端末
    • 社外に持ち出す端末
    • 共用で使っている端末
    • 担当者が退職・異動した端末
    • 導入から一度も棚卸ししていない端末

    この5つで、リスクの大部分が拾えます。全台に手を広げて途中で止まるより、対象を絞って完了させる方が結果が残ります。

    リモートから取得する

    管理者権限とネットワーク到達性がある環境なら、PowerShellで対象PCを指定して取得できます。

    Invoke-Command -ComputerName PC001,PC002 -ScriptBlock { Get-LocalGroupMember -Group Administrators }

    実行にはリモート管理の機能が有効になっている必要があります。有効でない環境では、この方法は使えません。その場合は対象を絞って手元で確認する方が早く終わります。

    Active Directory環境で確認する

    ドメイン全体の管理者を確認する場合です。ドメインコントローラーまたは管理ツールが入った端末で実行します。

    Get-ADGroupMember -Identity "Domain Admins"

    あわせて、より強い権限を持つ2つのグループも確認が必要です。

    • Enterprise Admins:フォレスト全体に及ぶ権限
    • Schema Admins:ディレクトリの構造を変更できる権限

    この2つは、通常は常時メンバーを置く必要がありません。人が入っている場合、その理由を確認してください。

    Active Directory環境のID管理は Active DirectoryでのID管理、 Windowsサーバーの特権アカウントで扱っています。

    確認したあとの判断基準

    一覧が出たら、各アカウントを次の順で仕分けます。

    状態対応
    在籍していない人のアカウント削除
    誰のものか分からないアカウント無効化して様子を見る(削除は影響確認後)
    契約が終了したベンダーのアカウント削除
    日常業務で管理者権限が不要な人一般ユーザーへ降格
    管理者権限が必要な人残す。ただし認証の強化を検討

    「誰のものか分からない」は即削除しないでください。システムが使用しているアカウントの場合、削除すると業務が止まります。無効化して影響を確認してから判断します。

    システムが使うアカウントの扱いは サービスアカウントの管理で扱っています。

    確認は一度で終わりません

    管理者権限は、トラブル対応の過程で一時的に付与され、そのまま戻されないことがよくあります。一度整理しても、半年後には増えています。

    確認した日付と結果を残しておくと、次回は差分だけを見れば済みます。凝った様式は不要で、日付・対象台数・削除した数が分かれば十分です。

    棚卸しの進め方は 特権アカウントの管理、 IDの棚卸しと監査で扱っています。

    なお、管理者アカウントで日常業務をしている場合は、権限を引き上げるときの確認画面が実質的な最後の歯止めになります。この設定を無効にしているPCがないかも併せて確認してください(ユーザーアカウント制御(UAC)の設定)。

    よくある質問

    コマンドを使わずに確認できますか

    設定画面からも確認できますが、グループ経由で管理者になっているアカウントが表示されないことがあります。コマンドの方が確実です。

    一覧に出たアカウントを全部削除してよいですか

    いけません。システムが使用しているアカウントを削除すると業務が止まります。誰のものか分からないものは、まず無効化して影響を確認します。

    管理者権限を残す場合、何をすべきですか

    管理者権限のアカウントは奪われたときの影響が最も大きいため、一般ユーザーと同じ認証条件では不十分な場合があります。認証の強化を優先的に検討する対象になります。

    いまの運用を棚卸ししてみる

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    この記事を社内で共有する

    一覧の出し方は分かりました。毎回コマンドで調べる状態は続きません。PCごとに手作業で確認している箇所がどこかを、10問で一覧にできます。

    入力必須の項目はありません。会社名も任意、会員登録も不要で、電話番号もお伺いしません。

    この記事を書いた会社

    株式会社アプリップリ / アプリップリキー

    アプリップリキーは、Windowsのログインをスマートフォンのワンタッチにする国産ソフトです。パスワードを覚えて打つ運用をなくし、誰がいつPCを使ったかを記録に残します。

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