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2026年10月

ADなしのPCでアカウントロックアウトを設定する方法|回数・時間の決め方とnet accountsの手順

アカウントロックアウトの解説の多くはActive Directory(ドメイン)環境が前提です。しかし中小企業では、ドメインに参加していない「ワークグループ」のPCをローカルアカウントで使っていることが珍しくありません。この記事では、ADなしのPC1台ずつに、パスワードを何回間違えたらロックするかを設定する手順を扱います。

まず現在の設定を確認する

管理者としてコマンドプロンプトを開き、次を実行します。

net accounts

表示される項目のうち、ロックアウトに関係するのは次の3つです。

表示名意味
ロックアウトのしきい値何回失敗したらロックするか(0はロックしない)
ロックアウト期間 (分)ロックが自動で解けるまでの時間
ロックアウト カウンターのリセット (分)失敗回数を0に戻すまでの時間

Windows 11(22H2以降)の新しいPCでは、既定で「10回失敗で10分ロック」が設定されています。古いWindowsから更新したPCではしきい値が0(ロックしない)のままのことがあるため、台数分を確認する価値があります。

設定方法1:ローカルセキュリティポリシー

  1. Windowsキー + Rで「secpol.msc」と入力して開きます
  2. アカウント ポリシー → アカウント ロックアウトのポリシーを開きます
  3. 「アカウントのロックアウトのしきい値」を開き、回数を入力します。期間とリセット時間を同時に設定するよう求められます

同じ画面に「管理者アカウントのロックアウトを許可する」があります。これが有効だと、組み込みのAdministratorも対象になります。

Windows Home エディションには secpol.msc がありません。その場合は次のコマンドで設定します。

設定方法2:net accounts コマンド

管理者のコマンドプロンプトで実行します。例は「10回失敗で15分ロック、15分で回数をリセット」です。

net accounts /lockoutthreshold:10 /lockoutduration:15 /lockoutwindow:15

コマンドなので、複数台に同じ値を配るときに便利です。実行後に net accounts で反映を確認してください。なお、ドメインに参加しているPCではドメインのポリシーが優先されます。ドメイン側の確認は Active Directoryのパスワードポリシーを確認するコマンドで扱っています。

回数と時間の決め方

  • 回数を少なくしすぎない — 3回などにすると、打ち間違いやCaps Lockだけでロックされ、問い合わせが増えます。5〜10回程度が一般的です
  • 期間は「待てる長さ」にする — 期間を0(管理者が解除するまでロック)にすると、管理者不在の時間帯に業務が止まります
  • リセット時間は期間以下にする — 期間より長くはできません

ロックアウトは総当たりで何度も試される攻撃を止めるための設定です。強さを上げるほど、正規の利用者の打ち間違いで業務が止まる場面も増えます。攻撃の仕組みは ブルートフォース攻撃で説明しています。

ロックされたときの解除

期間が過ぎれば自動で解除されます。すぐ解除したい場合は、別の管理者アカウントでサインインし、lusrmgr.msc(ローカルユーザーとグループ)で対象ユーザーのプロパティを開き、「アカウントのロックアウト」のチェックを外します。詳しい手順と、ロックが繰り返されるときの原因の調べ方は アカウントロックアウトの解除方法、 ロックアウトの原因を調べる方法にまとめています。

管理者アカウントが1つしかないPCで、そのアカウントがロックされると、期間が過ぎるまで誰も解除できません。解除用の管理者アカウントを別に用意しておくか、期間を短めにしてください。

よくある質問

ADなしのPCでロックアウトを設定するには

secpol.msc のアカウント ポリシー → アカウント ロックアウトのポリシーで設定します。Home エディションでは、管理者のコマンドプロンプトで net accounts /lockoutthreshold:回数 /lockoutduration:分 /lockoutwindow:分 を実行します。

Windows 11の既定値はいくつですか

Windows 11 22H2以降の新規インストールでは、10回失敗で10分ロック、10分で失敗回数をリセットが既定です。古いバージョンから更新したPCでは、ロックしない設定のままの場合があります。

何回でロックするのが適切ですか

5〜10回程度が一般的です。少なすぎると打ち間違いでロックされ、問い合わせや業務停止が増えます。

いまの運用を棚卸ししてみる

ロックアウトの問い合わせは、パスワードを打つ場面が多いほど増えます。applippliの無料棚卸しでは、10問・約3分で、PCログインまわりの対応状況を「解決済み/一部解決/人手で対応/未解決」に仕分けた一覧にできます。個人情報の入力は不要で、会員登録もありません。

参考・出典

※ 本記事は2026年10月時点の一般的な解説です。既定値や設定項目は、Windowsのバージョン・エディションによって異なる場合があります。

ロックアウトの設定は、総当たりを防ぐ一方で「打ち間違えてロックされた」という問い合わせを生みます。パスワードを打つ場面そのものがどれだけ残っているかを、10問・約3分で棚卸しできます(入力欄なし)。

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この記事を書いた会社

株式会社アプリップリ / アプリップリキー

アプリップリキーは、Windowsのログインをスマートフォンのワンタッチにする国産ソフトです。パスワードを覚えて打つ運用をなくし、誰がいつPCを使ったかを記録に残します。

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