「自社は狙われるほど大きくない」と考えていませんか。近年増えているサプライチェーン攻撃は、企業規模を問わず、取引先や委託先を踏み台にして本命の標的へ侵入する手口です。中小企業であっても、取引先である大企業への入り口として狙われるケースが少なくありません。
サプライチェーン攻撃とは
サプライチェーン攻撃とは、直接の標的ではなく、その取引先・委託先・グループ会社など、セキュリティ対策が手薄になりがちな組織を経由して本来の標的に侵入する攻撃手法です。攻撃者は、まずセキュリティの弱い組織のID・パスワードを窃取し、そこを踏み台として正規の取引関係を悪用します。
なぜID・パスワード管理が狙われるのか
サプライチェーン攻撃の多くは、ウイルスファイルを送り込むよりも先に、漏洩・推測されたID・パスワードによる正規ログインという形で足がかりを作ります。特に次のようなケースはリスクが高まります。
- 外部の保守会社・委託先がリモートで社内システムにアクセスできる
- 委託先とのやり取りに使うアカウントがID・パスワードのみで保護されている
- 取引先システムへの接続用アカウントを個別に管理できていない
企業が確認すべきポイント
- 外部委託先によるリモートアクセスにも多要素認証を適用しているか
- 委託先ごとにアカウントを分離し、ログを記録しているか
- 取引先から対応状況を聞かれた際に、説明できる状態になっているか
こうした観点は、SCS評価制度の評価項目にも含まれており、多要素認証(MFA)の導入によってまとめて対応状況を改善できます。取引先経由の侵入もランサムウェア被害につながるため、 ランサムウェア対策は入口対策だけでは不十分な理由もあわせてご覧ください。
自社の状況を確認する
取引先の一員として、自社が「弱い輪」になっていないかを確認することは、もはや大企業だけの課題ではありません。applippliの無料診断では、約3分の質問に回答するだけで、外部からのアクセスを含むID・パスワード窃取リスクの現状を確認できます。
