「うちのような中小企業は攻撃者に狙われない」と考えている方も多いかもしれません。しかし実際には、セキュリティ対策への投資が手薄になりやすい中小企業こそ、不正アクセスの標的にされやすいという指摘もあります。また取引先の大企業から見ても、中小企業が「弱い輪」になっていないかが問われる時代です。この記事では、限られたリソースの中で中小企業が優先的に取り組むべき対策をチェックリスト形式で解説します。
なぜ中小企業が狙われるのか
- 専任のセキュリティ担当者がおらず、対策が後回しになりやすい
- 取引先の大企業に侵入するための「踏み台」として悪用されるケースがある
- ID・パスワードの管理がルール化されておらず、共有アカウントが残っていることが多い
優先度チェックリスト
□ 1. 管理者アカウントを共有していないか
複数人で同じ管理者IDを使い回している場合、漏洩経路の特定が困難になります。まずは個人ごとのアカウント発行から着手しましょう。詳しくは ID管理・アカウント管理の基本をご覧ください。
□ 2. 退職者・異動者のアカウントが残っていないか
使われなくなったアカウントは、コストをかけずに今すぐ棚卸しできる対策です。定期的な確認をルール化しましょう。
□ 3. サーバー・重要PCに多要素認証を導入しているか
すべての端末を一度に対応するのが難しくても、会計データ・顧客情報が集まるサーバーや重要PCから優先的に導入することで、限られた予算でも被害を大きく抑えられます。詳しくは 多要素認証(MFA)とは?の解説記事をご覧ください。
□ 4. VPN・リモートアクセスの脆弱性対策をしているか
テレワークや外部委託先からのアクセスが増えている場合、 VPN脆弱性対策と テレワークのセキュリティ対策もあわせて確認しましょう。
□ 5. 取引先から対応状況を聞かれた際に説明できるか
国主導の SCS評価制度など、取引先選定の指標として自社のセキュリティ対応状況が問われる場面が増えています。今のうちに確認しておくことで、機会損失を防げます。
対策していない場合のリスク
これらの対策が手薄なまま放置すると、ID・パスワードの漏洩を起点とした ランサムウェア被害や、取引先を巻き込む サプライチェーン攻撃につながる恐れがあります。実際の被害事例は ID・パスワード漏洩の実例と対策で紹介しています。
まずは無料診断で現状を把握する
チェックリストの項目が自社でどこまでできているかを個別に確認するのは負担が大きい作業です。applippliの無料診断では、約3分の質問に回答するだけで、自社のID・パスワード窃取リスクと、国主導のSCS評価制度への対応状況をまとめて確認できます。
