「SCS評価制度」という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、具体的にどのような制度で、自社にどう関係するのか分からない担当者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、SCS評価制度の概要と、その中でもID・パスワードに関連する評価項目について解説します。
SCS評価制度とは
SCS評価制度は、経済産業省が主導するサイバーセキュリティ対策の評価制度です。企業のセキュリティ対策の実施状況を評価・可視化する仕組みで、取引先選定や信頼性の指標としての活用も進んでいます。詳細は 経済産業省の公式発表をご覧ください。
なぜ企業がSCS評価制度に注目すべきか
- 取引先から対応状況を確認される機会が増えている
- 評価項目に沿って対策を進めることで、体系的にセキュリティレベルを底上げできる
- 特にID・パスワードに関連する項目は、比較的短期間で対応しやすい
ID・パスワードに関連する評価項目の例
SCS評価制度の評価項目のうち、ID・パスワードに関連するものには、次のような観点が含まれます。
- 管理者IDの個人ごとの発行・管理
- 認証の強度・実装方法(多要素認証の有無)
- アカウントロック制御
- パスワード設定・管理ルール
- 外部委託先によるリモートアクセス時の認証管理(サプライチェーン攻撃対策にも関連)
これらの多くは、多要素認証(MFA)を導入することで、まとまって対応状況を改善できる項目です。あわせて、日々の ID管理・アカウント管理の基本を見直すことも重要です。
自社の対応状況を確認するには
評価項目は多岐にわたるため、自社がどこまで対応できているかを個別に確認するのは負担が大きい作業です。applippliの無料診断では、約3分の質問に回答するだけで、ID・パスワードに関連するSCS評価項目のうち、現状で充足している項目・多要素認証の導入で満たせる項目を自動で判定し、結果をレポートします。
実際にID・パスワードが漏洩した場合にどのような被害につながるかは、 ID・パスワード漏洩の実例と対策で詳しく解説しています。
